「平成24年 年頭所感」

「新年のご挨拶」                    東京都製本工業組合理事長 星野 一男

 

新年明けましておめでとうございます。

 組合員の皆様には、つつがなく新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 旧年中は、東京都製本工業組合の運営に関しまして、格別のご支援、ご協力を賜わり厚く御礼を申し上げます。

 昨年は3月に発生した未曾有の東日本大震災で被災されました多くの方に改めてお見舞い申し上げますとともに、復興に際し東京都製本工業組合としても様々な形でこれからも支援を続けて行く所存であります。

 経済・産業界では震災後の混乱、夏以降の世界規模での金融危機・円高ショックと深刻な状況が続いており、TPPの動きも含め今後の見通しについても予断が許せません。

 製本組合としては一昨年より騒がれておりましたタブレット端末等による電子書籍・電子出版が製本業界にどのような影響を及ぼすかを検討するため、電子書籍検討特別委員会を立上げ、検討・協議を重ねた結果、「電子書籍を敵とみなさずに、味方にしよう。」という総括を出しました。電子書籍と紙の本との共存共栄を目指すものであり厳しい中にも発展のチャンスがあるものではないかと思われます。さらにはワーキンググループを発足させ、電子書籍を絡めたビジネスモデルの調査研究を行いますのでその結果にも期待いたします。

 今年度の組合重点事業として1.SAPPSの推進と環境問題への対応、2.デジタルネットワークが製本業に与える影響とその対応、3.取引慣行改善策の研究の3つの柱を掲げました。業界の地位向上を計るためSAPPS(製本産業個人情報保護認定制度)、製本ポータルサイト「製本のひきだし」、日印産連「グリーンプリンティング認定制度」等の活動のさらなる充実を図るとともに、

対外的アピールに努めてまいる所存です。

 さらに今年度はチェンジ・ザ・モデル2012「新しい製本業の確立と成長を目指して」 と称した製本業振興ビジョンの結果を出す年でもあり、次のステップを目指していかなければなりません。

 震災後に注目された言葉として「絆」があります。今年も製本業を取り巻く環境は厳しいものと予想されますが、組合としての「絆」を心に置き、物事を前向きに捉ていけば、状況の好転があるものと信じており、そのためにも本誌やWebを通して多くの情報を発信してまいります。

 終わりに組合員各位の多くのご支援、ご協力をお願い申し上げ、あわせて皆様の事業のご発展とご健勝をご祈念申し上げまして年頭のご挨拶と致します。