製本界 令和元年11月号

表紙の解説

製本実習:和綴じ製本

目次

特集

・第53回 広報委員会が行く report & interview

  創業134 年。PUR 製本の先駆者として独自の世界を究める 

  株式会社 宮田製本所

・全国より京都に集結 書籍・雑誌専門委員会

・各地区産業展

・東京製本高等技術専門校 令和2年度 訓練生募集

・取引慣行改善 実態アンケート

 

連載

・今月の話題 専門校・検定委員会委員長 横島 光徳

・10 月代表役員会 11 月定例理事会報告

・弁護士活用術vol.40 〜破産・再生制度5 〜

・委員会の現場より

・健保問題を考える 2025 年問題に先立つ「2022 年危機」を乗り切る

・東京製本高等技術専門校 専門校レポート

・二世会だより

・支部だより

 

情報のページ

○第71回ボウリング大会

○職業訓練校生徒作品展’20

○日印産連2019 年印刷文化典

○秋の大阪 工場見学会

○旭日双光章 山崎喜市氏の受章を祝う会

○ものづくり助成金セミナーを開催

○事業承継は喫緊の課題 文化産業信用組合

○事務局年末年始

○令和2 年「製本新春のつどい」開催

○名簿校正後の脱退変更等一覧

○支部新年会予定表

 

 

「専門校・検定委員長になって」

 

専門校・検定委員長 横島 光徳

 

 専門校・検定委員会に所属しております墨田支部の横島光徳と申します。前任の委員長が突然退任され副委員長もまさかの降板ということで急きょ委員長の大役を拝命することになりました。力不足で荷が重いのですが、学校長をはじめ委員会メンバーや講師の皆様のご理解とご協力を賜わり微力ではございますが頑張ってまいりたいと思います。

 

 東京製本高等技術専門校は昭和31年に「文京製本技能者共同訓練所」として開設され、その後、東京都知事認定第一号の認定職業訓練校を受け、現在まで700名を越える修了生を送り出し製本業界の発展に大きく寄与してきました。今年度は組合員の方々のご協力により6名の生徒が在籍しております。授業内容は紙・製本資材・電気知識・印刷・デザイン・生産工学など多岐に亘るプログラムで授業を行なっております。実習では製本の基本である手作業を中心に行ない、書籍の授業に関しては薄表紙のものから束が10pを越えるものまで製作し、訓練生が卒業するまでには束見本が作れるレベルまで指導しております。できれば技能検定試験の実技試験に合格できる能力を身に付けさせたいと思っております。授業を担当して下さる講師の方々も情熱をもって日々の研鑽に努められております。こうして専門校は組合員の方々のご理解とご協力、講師の方々の熱意と努力によって存続しております。しかし、組合員数の減少により、専門校を取りまく環境も変わってきてしまいました。訓練生も以前は後継者が多かったが、最近は各企業の従業員がほとんどを占めています。

 

 現在専門校は普通課程、期間は原則一年間、時間数は1400時間と決められています。補助対称者3名以上いれば助成金が受けられます。今年度は訓練生が6名在籍しておりますが、組合員数の減少が続けば今後は分かりません。専門校は組合員のため、業界の人材確保や後継者教育のためになくてはならないものだと思います。それには時代の流れとともに変化する必要があるかもしれません。今は普通課程で行なっておりますが、短期課程で受講時間は240時間〜700時間、期間は2ヶ月以上6ヶ月以下のものや、従業員のモチベーションやスキルアップを目的に1級技能士コースや2級技能士コースなど受講時間は100時間〜150時間、期間は1ヶ月以上6ヶ月以下のものなどがあります。専門校は組合のお荷物になってはなりません。補助金ありきの運営の在り方も考えていかなければならない時期に来ているのかも知れません。組合員の方々からの要望を考慮し、時代の変化に対応しその時代に即した専門校でなければならないと思います。

 

 より充実した専門校になるよう当委員会に今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。